すいません異能者って使いたかっただけです。(幻の追記の追記:本来は2月中に書いていたのですが、しっかり作ろうと思ったら想像以上に時間が掛かってしまって、途中まで書いたのにもったいないなーと思って雑に仕上げました。という文を書いて更新しようと思ったら記事が消えてしまいとても悲しかったです。なので更に雑に仕上げたものを書きました。もう最悪です…。あーりんごめんね…(まーちゃんごめんねのマネ))
今回は、素直に衝撃を受けたのでボケとか冗談とかなしに記事を書こうと思います。
「MCも、あーりんになら絶対に任せられるっていう自信があるから、あーりん、一番小っちゃいんだけど頼りないお姉さん達を引っ張ってってあげてね」
2011年4月10日、中野サンプラザの舞台上でももクロのMC担当かつ精神的支柱だった早見あかりからMCを託されたのは当時中学3年生のあーりんこと佐々木彩夏だった。
皆さんは佐々木彩夏という少女を知っているでしょうか?
現在16歳の高校2年生。今、一番勢いがあるといっても過言ではないアイドルグループ、ももいろクローバーZの最年少メンバー。キャッチフレーズは「ちょっぴりセクシーでおちゃめな、ももクロのアイドル」アイドルグループに所属しているのに自らをアイドルと名乗る強烈なキャラクター。尚且つMC担当である。
先日行われたトークイベント『ももクロ試練の七番勝負 episode.3』での佐々木彩夏は表に出ないところでとんでもない仕事をしていた。
その日のトークイベントで立会人を務めた山里亮太は、2013年1月30日放送のラジオ山里亮太の不毛な議論にて、佐々木彩夏の凄さをこう語っている。(有安が喉の治療のため筆談で参加するが上手くいかなかった時について)
「あーりんこと佐々木彩夏ちゃんがねすごいことやんだよ。ちゃんと全部見てて、俺の近くにいるから今日なんかもわかんだけど。まぁやっぱ有安杏果ちゃんはこう長いの書いてるけど『(トークの流れが)ああ、ダメだ終わった』と思ったら閉じちゃうんだけどそん時にあーりんがちっちゃい声で『大丈夫、出しな』って言って、こっち見んの俺のほう見んのそしたら出すから山ちゃん拾ってねって裏で俺を回してるのよ。だから『どうしたの?』って言うのよ。だから結構モノノフのファンの方々、見てる人はね、『あ、山里ちゃんと有安書いたの見てたな』と思ってるかもしんないけど、あれねあーりんがね全部裏でやってんの俺に。(略)残りの3人は自由にやってるだけなんでよくわかんないですけど(笑)」
芸人がMCを務めるなか、裏回しをやってのけていたとは!
とても16歳の女子高生がやる仕事とは思えない!しかもアイドルが!
驚異的な能力だと思います。
元々ももいろクローバーのMCを担当していたのは早見あかりだった。
彼女は当時のメンバー内では明らかに喋りが上手かった。ももクロのライブの本数をこなしていくうちにスキルが磨かれたのだと思う。
自由奔放な10代の少女達のトークは脱線しがちだ。そのトークを修正して本筋に戻すといった仕事もしていた。
またももクロのライブはハプニングが多く、メンバーがトークの途中で台本上のセリフが出なくなることもある。その際はどうしてもトークで繋がなくてはならない。そういった現場で鍛えられていたのだろう。
脱退前後のメンバーへのインタビューでよく聞かれたが、メンバーも「早見ならなんとかしてくれるだろう。早見に任せれば大丈夫だろう」といった考えを持っていたという。
そういった環境で更に早見一人だけが突出したトークスキルを獲得していたように思う。(脱退を決めた後は少しづつ佐々木にMCを譲って慣らせていったというものの)
そんなスペシャルな存在からMCを受け継いだのが最年少だがしっかり者の佐々木彩夏。
ももクロは早見脱退の翌日から7日間連続トークイベントを開催するという荒療治を敢行する。
しかし2日目に想定外の事態に見舞われる。吉田豪氏がラジオで語った言葉を書き起こしたサイトを引用しよう。
(吉田豪が語る、ももいろクローバーZマネージャー・川上さんとは?/寝たpodを起こす)
トークの要がいなくなったのに、
トークイベントを7日間連続で組むみたいなことをやって(笑)
小島
うわー!みんな「どうなるんだろう?」と思って観に行っちゃいますよね。
吉田
「試練の七番勝負」っていうふうに銘打って。
瀧
プロレスだね、本当に(笑)
吉田
完全にそうなんですよ。
しかも一応、山里さんって南海キャンディーズの山ちゃんを
サポーターはいるんですけど、
対戦相手が経済ジャーナリストとお金の話をするとか(笑)
小島
え?それをなに!トーク担当は中3でしょ?
佐々木さん。
吉田
「お金」の時なんて、山ちゃん一応毎回来るはずだったのが、
この日、大阪の仕事が入っちゃって来れなくなっちゃったんですよ。
なんとかギリギリ間に合って、後半は入れたんですけど。
入った瞬間、あーりんっていう佐々木さんは、
「来てくれたぁー。」って一言漏らして・・。
イベント終わってから関係者と話してる時に
突然泣き出しちゃったりとかして、
「今日、上手く出来なかった・・。」って。
こんな試練を与えて、だんだん成長させようとしてる。
でも、中3としてはすごい回せてるんですよ!!全然。
この時点ではMCとして未完成の佐々木彩夏。泣かないことで有名な佐々木彩夏は裏で涙を流していた。
以下、当時を振り返った佐々木彩夏のインタビュー。
(早見さんが脱退されたことでMCがを任されたが?) (中略) あかりん流をやるんじゃダメだなって思ったんです。そこで、どうやったらあーりんらしく次の話にもっていけるかっていうのを考えたんですけど、結局わかんなくて…。だから4月にやった「試練の七番勝負」とかは、かなりきつかったです。いや、本当にきつかったです。(佐々木彩夏) - QuickJapan 98号
五人になってパワーが下がったとは思われたくないっていうのがメンバー五人、それぞれにあったと思うんです。私の場合は、それが一番大きいのがトークの部分だったんですよね。(佐々木彩夏) - QuickJapan 98号
(試練の七番勝負について) 考える暇もなくて、考えたくてもグループ名に「Z」がつくことまで決まって、もう頭が訳わかんなかったです。前日はもう「とりあえず明日にならなきゃわからない」っていう状況に立たされて、だから何も考えずに寝ました。でも次の日から、演出の佐々木(敦規)さんがトークのことでメンバーを呼ぶ時は、たいてい私が呼ばれるようになったんです。それで「そうだ、私はMCなんだ。しっかりしなきゃな」って思いました。(佐々木彩夏) - QuickJapan 98号
(七番勝負二日目について)途中から山ちゃんが来てくれて、やっと笑いが増えたんですけど、やっぱり山ちゃんがいないと何もできないんだって気付いて「こりゃいかんな」ってすごいショックでした。(佐々木彩夏) - QuickJapan 98号
(七番勝負二日目について)いや、話して頂いている意味はよく分かるんですよ。でもそれに対してなんとコメントしていいかわからない。そうなんですかあ、としか言えなくて、他のメンバーに振ろうかとも考えたけど、みんなもポカーンとしているから無理だなと思いました。(佐々木彩夏) - QuickJapan 98号
中学生3年生としては異質な悩みを抱えながら過ごしていた。
その試練を経験した佐々木彩夏は成長する。
佐々木彩夏「少しでもMCがうまくなりたいから、反省点はその場で携帯にメモして、次の本番前に見返すようにしてるんです。舞台監督さんに「いまの流れ、よかったよ」といってもらえると、自分が面白いことをいったわけなくてもうれしいんですよ」 - EX大衆2011年9月号
佐々木彩夏「ライブを重ねるごとにリラックスしてまわりが見渡せるようになって、今は「どう思う?」ってほかのメンバーに振りながら、次のことを考えられるようになりました。2回公演があったときは、ほとんと同じ内容のトークでもどう違いをつけられるかを考えてますね」 - EX大衆2011年9月号
佐々木彩夏「まんべんなくみんなに話を振って、しゃべってない人がいたら「どう思う?」って聞くように心がけています。テレビを観るときも、ただ楽しむだけじゃなくて「こういうまとめ方もあるんだな」とか、視点が変わってきました。とくに参考にしているのは、「おはスタ」で共演していたガレッジセールさんです」 - EX大衆2011年9月号
佐々木彩夏「これまでにイベントを休んだのは今年6月の1回だけで、それまで皆勤賞だったのが自慢。小さい頃から芸能界にいたので「仕事に穴を空けちゃいけない」という意識が強いんです」 - EX大衆2011年9月号
小さい頃から芸能界にいたことで生まれたプロ意識と、おはスタでの経験がここにきて活きてきたのだ。
そして1年後、2012年の試練の七番勝負ではまさに一回り成長して帰ってきたのである。
佐々木彩夏「前回はその日の反省点を考えて、とにかく落ち込むだけだったけど、今回は反省点をどう活かそうかって考えて、すぐ次の日に実行できた」 - 試練の七番勝負2012
その成長をマネージャーの川上氏はこう評する。
川上「佐々木さんはやっぱりトークの回しがうまくなった。少なくともあかりちゃんよりは全然、うまくなったと思うよ」 - 試練の七番勝負2012
あの日、早見あかりから託されたMCというポジションを、佐々木彩夏は持ち前の不屈の精神で確立したのだ。
ももクロの全員にいえる特徴だが、彼女達はメンタルが強靭である。
全ての事象を受け入れ、前向きに考え、それに立ち向かう強さを持っているのだ。
佐々木彩夏「急にMCに指名されたとき、うれしかったんです。自分にこれといった特技がなかったので、MCという役割をもらえて、自分の居場所ができた。それに対して悩んだり、努力したりできることがうれしいなって」 - 日経エンタテインメント 2012年7月号
佐々木彩夏の努力は止まらない。
「力が足りてないから理想のレベルを落とすんじゃなくて、揺るがない理想に向かって、進んでいかなくちゃいけない」
とQuickJapan104号で語ったように、常に自らを高め続けるのだ。
その結果、2012年末には長年の夢であった紅白歌合戦出場を達成した。
そしてその後、冒頭で書いたように、山里亮太を相手に裏回しをするほどになったのだ。
忘れてはいけないのが、彼女はMCの鍛錬だけをしているわけではない。
本来の軸である歌とダンス、大会場でのライブのためのレッスン、学業、トークでのボケ。もちろんアイドル性。
それら全てを磨き上げたうえで現在のMC能力を手に入れたのである。女子高生が、である。
これはもはや異能者と呼んでもいいのではないだろうか?
これからも彼女の異能ぶりから目を離せない…。
みたいな感じですー!どうどう?!気持ち悪い?!ねぇ気持ち悪い?!
頑張ったんですよー!書いてたの一回消えてこれですからね!
もっと文章力欲しいー!そして仕事も欲しいー!
誰かもっと上手く書いてくれたらいいね!
あ、雑誌インタビューの引用はtumblrのmomoclo-botさんからですわい。
もう疲れたよパトラッシュ…ん?お前パトラッシュじゃないな!あれだな!ロックマンに出てくるラッシュだな!
機械の分際で生意気な!キエー!!!(幻覚を見ながらさようなら)